狂ったモンスターの襲来! ローグライク×TPSの傑作『Risk of Rain 2』

『ローグ』という1980年代に登場したゲームの「ダンジョンの自動生成」や「ゲームオーバーになると最初からやり直し」というような特徴を持つゲームを、『ローグライク』と称する事が多い。次こそはボスまで行くぞとか、次こそはいいアイテムをGETして生き残ってやるぜ、といった遊び続けたくなる面白さがそこにはある。さて、今回はそんなローグライクと言われる『Risk of Rain 2』を紹介していく。本作はTPS(サードバーソン(三人称視点)・シューター)のローグライクな要素を持つゲームだ。TPSはスプラトゥーンやフォートナイトなどで近年盛り上がりを見せるジャンルの一つだ。

永遠にプレイし続けられるローグライクTPS

ステージに降り立ったプレイヤーはそれぞれに配置してある『ゲート』を目指し進んでいく。そしてゲートにアクセスすると同時にボスが決定され出現する。雑魚や強力な敵も倒しつつボスを撃破し、ゲート近くに戻ってゲージを溜めることで次のステージに移動できるようになる。基本ステージは12を超えるステージがある。それらのステージで、いままで入手したアイテムを用いて突破していくのだ。100種類を超えるアイテムだが、同時に所持していると相乗効果があるものなんかもあって、攻撃パターンが非常に多彩だ。また、敵の強さは時間経過で強くなっていき、どんどんアイテムを強化し続けたり、状況判断を変えていったりしなければならず、これもずーっと楽しめる要素なのだ。アイテムで自身を強化し、強くなっていく敵にどんどん対応していこう。

サバイバー×スキル×アイテムで無限のビルド構築

本作はプレイヤーが操作できる11人の『サバイバー』を、特定条件を満たすことでアンロックしていくことが出来る。サバイバーはそれぞれ独特な戦闘スタイルを持っており、個々に4枠のスキルを置くことができる。これらのスキルはスタート時にのみカスタマイズが可能だ。敵を倒すなどしてお金を貯め、フィールドにあるボックスを開けると、約110種類ものアイテムをランダムで得ることができる。アイテムには様々な効果があり、移動速度を何倍にも上げたり、スキルのクールタイムをなくしたりするものなどがある。これらの組み合わせはまさに無限であり、中には想像を超える強力なビルドになるのが本作最大の魅力だ。アイテムは取得すると一気に戦闘が楽になるものや、相乗効果で手助けになるアイテムもあり、運よくGET出来れば一気に戦況は変わってくるだろう。

マルチプレイでゲームの幅を広げる

自分のキャラクター含めて最大4人までマルチプレイが可能だ。それぞれ性能の異なるサバイバー達とタッグを組んだ戦いは、非常に効率的になるはずだ。しかも、マルチプレイ中では一人でも生き残って次のステージに進めれば、他のプレイヤーは即時復活することが出来る。つまりプレイに自信がなくとも仲間に助けてもらえばいいのだ。仲間の恩恵が受けられるマルチプレイは、ゲームの幅を広げることになるだろう。友達と一緒にプレイするだけでも楽しさは倍増するだろうし、役割分担などで新しいビルドの構築などを追求できるだろう。ぜひ友達を誘ってみてほしい。ただしマルチプレイでは敵も強くなっているので気は抜けないが。

ゲームオーバーになると集めたものがなくなるが、ゲームでの経験は蓄積されていく。それらの知識や経験をもとに効率よく攻略を進めていくことで、ローグライクの面白さを堪能できるだろう。また本作はローグライクゲームだが、スキルやアイテムのビルドなどハクスラ要素もあるので、やり込み好きにはたまらないゲームだ。マルチプレイでゲームの幅も広がるため、友達を誘って是非プレイしてみてほしい。

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Risk of Rain 2

タイトル: Risk of Rain 2
ジャンル: アクション, インディー
開発元: Hopoo Games
パブリッシャー: Gearbox Publishing
リリース日: 2020年8月11日
早期アクセスリリース日: 2019年3月29日