「Project DIVA」シリーズの集大成!!『初音ミク Project DIVA MEGA39’s+』

2022年8月31日に、生誕15周年を迎える初音ミク。今や知らない人はいない「ボカロ文化」だが、「その黎明期・最盛期を飾った曲は何か?」と聞かれて、すぐに答えられる人がどれだけいるだろう? その答えを知っているゲームがある。『初音ミク Project DIVA MEGA39’s+』だ。SEGAが手掛けた「Project DIVA」シリーズは、常に「ボカロ文化」を支えてきた。本作はその集大成と言えるゲームだ。ゲーム性のシンプルさやミクのコスチュームのカスタマイズはもちろん、圧倒的な数のボカロ名曲を存分に味わえる。ボカロ好きなら一生遊べると言っても過言ではない。今回は「ボカロ文化」の系譜とも言える『初音ミク Project DIVA MEGA39’s+』を紹介する。

収録曲は全240曲! ボカロ好きならずーっと遊べる!!

本作の収録曲は、DLCを含めると全240曲を収録している。「初音ミク」初期人気曲「みくみくにしてあげる♪」から、1000万再生を達成した大ヒット曲「千本桜」、2018年にミリオンを達成した「ロキ」などミリオンヒット曲を多岐に渡り網羅している。ハチ好きの筆者としては「結んで開いて羅刹と骸」「WORLD’S END UMBRELLA」が収録されているのは本当に嬉しい。他にも「桜ノ雨」「サイハテ」「歌に形はないけれど」「ダブルラリアット」など(今でいうと昔の曲だけども)名曲が揃い踏みだ。2007年に誕生した電子の歌姫「初音ミク」を筆頭としたボーカロイド文化は、今までずっと進化を続けてきた。彼らが駆け抜けてきた15年間を辿ることができるゲーム。それが『初音ミク Project DIVA MEGA39’s+』だ。

リズムゲームで 好きな「あの曲」を歌ってもらおう!

本作の遊び方は、まず音ゲー要素としての「リズムゲーム」。そして観賞要素(ファンサ)としての「カスタマイズ」と「PVプレイリスト再生」がある。まずは「リズムゲーム」について説明しよう。リズムゲームでは、ミクたちを「最後まで歌わせる」ことが目的となる。「ターゲットアイコン」に「メロディアイコン」が重なるタイミングを見計らって、対応するボタンを押そう。ボタンを押すタイミングは、「ターゲットアイコン」に表示されている秒針がちょうど上を向いた瞬間だ。ボタンをタイミング良く押せば、ミクたちは伸びやかな歌声を披露してくれる。しかしミスをすると、ミクたちは歌うのを止めてしまう。彼女たちに歌ってもらえるよう、タイミングを見極めてリズムゲームをクリアしよう。このモードには「CHANCE TIME」という得点ゾーンが存在し、この一定の時間にコンボを繋ぐと高いスコアを狙える。中には一定評価以上でクリアすると手に入るコスチュームや楽曲もある。まずはボタン配置を覚えてミスを減らし、「CHANCE TIME」を活用して高得点を狙っていこう。

カスタマイズとPVフォトモードで 好きな「歌姫」を楽しめる!

ミクたちを自分好みにクリエイトして楽しむ機能(ファンサ)、それが「カスタマイズ」だ。まず、ミクのヴィジュアル(映像)表現だが、アニメ調の「MEGA39’s」とリアル調の「Future Tone」の2種類から好みのものを選ぼう。そしてモジュール(コスチューム)だが、全400着以上を収録している。鏡音リン・レン、巡音ルカ、KAITO、MEIKOのクリプトン社製ボカロのモジュール以外にも、派生キャラの「弱音ハク」「亞北ネル」「重音テト」「咲音メイコ」など、今では知る人ぞ知るモジュールも完備。そして各モジュールは、アクセサリなどの細かいカスタマイズが可能だ。また、ミクたちに自分好みのTシャツを着せることができる「Tシャツエディット」機能も搭載。Tシャツのデザインも「piapro」コラボデザインなど15種類以上のモジュールを収録している。まさに、至れり尽くせりだ。「カスタマイズ」でデザインしたオリジナルのミクさんたちは、「リズムゲーム」で楽しめることはもちろん、「PVプレイリスト再生」のフォトモードで観賞・撮影会を開催できてしまう。推しキャラに好きな曲で歌って踊ってもらって、自分だけの電子の歌姫のライブを楽しめる。『初音ミク Project DIVA MEGA39’s+』は、まさに一挙両得のゲームなのだ。

本作には「砂の惑星」という曲が収録されている。初音ミク生誕10周年アニバーサリーイヤーに開催された「マジカルミライ2017」のテーマソングとして「ハチ(米津玄師)」が制作した楽曲で、公開から5周年を迎えた2022年7月21日に1000万再生を達成し、見事「神話入り」を果たした。この曲にはボカロ黎明期から最盛期の曲に対するオマージュと、新しいボカロ世代へ向けたメッセージが込められている――と言われている。この「砂の惑星」が振り返る世代の曲を、「Project DIVA」は多数収録している。同曲が「風が吹き曝し なお進む砂の惑星」と指したボカロの次世代を担うコンテンツが同社制作・開発の「プロジェクト・セカイ」だとするならば、「Project DIVA」シリーズは「電子の歌姫」たちをスターダムへ導いたコンテンツだろう。その集大成こそが、『初音ミク Project DIVA MEGA39’s+』というゲームなのだ。

モニターを開こう。ミクたちはいつでも、そこで待っている。歌うことを望まれ続ける限り、彼女たちの歌声は色褪せない。『初音ミク Project DIVA MEGA39’s+』は、それを僕たちに教えてくれる。

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