自分好みに部屋をカスタマイズ! 荷ほどきシミュレーションゲーム『Unpacking アンパッキング』

皆さんは最近、引っ越しや模様替えをしましたか? 家具の整理をすることで心機一転、新たな生活の始まりを感じることがあると思います。昔から大切にしていた人形やフィギュアなどが出てきたとき、「いつも目にする机の上」や「どこからでも見えるカーテンレールの上」に並べて飾るなど、どこに置くか悩むことでしょう。『Unpacking アンパッキング』は、自分色に部屋を作っていく、そんな体験ができるゲームです。ダンボールから取り出した家具やおもちゃを配置できる、”パズル要素”も兼ね備えたシミュレーションゲームとなっています。

「もの」をどこに置くか悩み抜く整頓パズル

ステージは全部で8つあり、クリアしていくごとに家具も部屋も増えていきます。基本的にはどこに何を置いてもいいのですが、家具の中には”置いてはいけない場所”として一部制限があります。例えば『ボールを部屋の真ん中の床に置いてはいけない』などと、その場合は家具の周辺が赤く光ります。部屋の端に寄せるか棚に収納して、きちんと片づけなければなりません。それこそがパズル要素であり、それらを意識しながら家具を設置しなければいけないため、余計に難しくなるでしょう。まずは、置いてはいけない場所を意識せずに好きに置いた後、赤く光った家具を移動させるプレイ方法をお勧めします。

ただ整理するだけでなく、もっと面白く! おかしく!

本は本棚に並べたり、筆記用具なら机の上に置いたり引き出しに収納したり、服はハンガーにかけたり畳んでタンスにしまったり、一般的にはこのように収納する人が多いでしょう。ここで上の画像を見てください。ここでは「ニワトリにヒヨコたちがついてきている」なんとも可愛らしいお遊びが繰り広げられ、フッと笑ってしまうような置き方もできるのです。他にもマネキンに帽子を被せたりすることもでき、”置く場所”だけでなく、”置き方”の自由度も高いゲームとなっています。ぬいぐるみは汎用性が高いので、様々な遊び方ができると思います!

荷ほどきから主人公の「人生」が見える

主人公が子どもの頃は、限られたスペースの中に自分の物を納めなくてはいけません。その頃からたくさん集めていたぬいぐるみやフィギュア、使っていた本や鉛筆、クレヨンなどが、引っ越しをするたびに数を減らしては新しくなり、一緒に住む人や家具が増えていきます。ステージが変わるごとに年代が変わるため、それに伴って主人公は成長していきます。まず子ども部屋から始まり、初めての1人暮らし、友人とのシェアハウス、恋人との同居……など、部屋が変わるごとに環境の変化が忠実に描かれています。その中には、過ごしてきた人生の中で思い入れのある物があったりと主人公の人生観を彷彿とさせる描写もあります。それらを追いながら荷ほどきをしてみると、また違った楽しみ方ができるでしょう。

ゲームをクリアすると撮影機能が使えたり、特定の置き方でステッカーがもらえたりする実績解除があります。一度と言わず、二度も三度も繰り返し遊んでいただきたいほどにまったり、のんびりとゲームをしてみるのもいいと思います。自分はアニメを見ながら、今日も引っ越し作業をしてゆったりとした時間を満喫しています。

© 2021 Witch Beam
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Unpacking アンパッキング

タイトル: Unpacking アンパッキング
ジャンル: カジュアル, インディー, シミュレーション
開発元: Witch Beam
パブリッシャー: Humble Games
シリーズ: Humble Games
リリース日: 2021年11月2日